Carl Zeiss Biogon 35mm F2.8mm とは?
レンジファインダーの頃のContax 用の準広角レンズです。
像面ギリギリまで出っ張った後玉が特徴です!
こちらは、有名なソビエトレンズ Jupiter-12 のコピー元となっております。
Jupiter-12 は Contax タイプの Kiev用と、LeicaタイプのFED用と両方出ております。
↓ Jupiter-12
後玉の造りからみてもコピー元であるのは明らかです!
Gonについて。
Carl Zeiss のレンズ群は、それぞれレンズタイプによって名前がついてます。
Planar(プラナー) Sonnar(ゾナー) Distagon(ディスタゴン) など。
本レンズは Biogon(ビオゴン)
Gon はラテン語で ”角” という意味があるそうです。
Hexagon とかは6角形て意味ですね。
CarlZeissの広角レンズは~gonて名前が付けられることが多いです。
Dista gon だと、なんとなく 離れた角 = 広角 て意味なのかなと。
それで行くと、Bio gon なんかも 生の 角 = 肉眼に近い角度 = 準広角 みたいな意味が持たせてあるのかも知れません。
※リチャードの想像の話です!本当の事しってたら教えてください。
これも、噂話ですが、ウルトラシリーズに出てくる カネゴン などの怪獣にもCarl Zeiss のレンズの影響があるという逸話。
~ゴンってなんか怪獣の名前にピッタリじゃないですか。
映画撮影にはもちろんカメラを使うので、当然、みんなカメラ好きな人も多いわけです。
そこで、このBiogonとかDistagonとか怪獣の名前みたいで面白いよね!て発想になっても不思議はないわけです。
※裏の取れてない情報です。
そういう意味では、タンスにゴンとかも、タンスの引き出しの隅に設置するみたいな意味で、ゴンっていう命名が取られている可能性もなくもないのかなと色々想像巡らせると楽しいですよね。
作例です。
ノンコートのレンズなので、逆光入れるとフレアーが出まくります。
でも、これを味とするなら楽しめますよね。
周辺ビネットは結構なもんです。
歪は意外と少ないように感じました。
主観ですけど、ノンコートのレンズって青空が綺麗な色でるような気がしてます。
殆ど、絞り開放で撮った写真多いです。
まとめ
- ビネットは結構凄い。
- 周辺は流れる。
- ボケは案外綺麗。
- 逆光を入れると面白い。
- 開放での滲みがいい感じ。
- 青空が綺麗!
- 値段は高い。
- 色はシアンに寄る。
現代レンズと比べ、特別性能が高いわけではない。←歪が少ないのと、当時のハイスピードレンズである事考えたら立派!
そのくせ、結構な値段がするレンズなので、案外希少なレビューとなったかもしれない。
Jupiter-12も逆光に強いレンズとは言えないけど、年代によってはコーティングしてあるので本レンズよりましなのかも。
鏡筒の質感はJupiter-12のペコペコアルミのものと比べるまでもなくずっしりして良いものです。
ただこちらはコンタックスマウントなので、ミラーレスのカメラで遊ぶにはちょっと敷居高いかも知れません。
←外爪マウントなので安価なアダプターもあるか!?
気軽なお値段で楽しみたければJupiter-12ですかね~
Jupiter-12もコンタックスマウントを選ぶと案外安かったりします。
僕も、本レンズで遊んで、また手放したJupiter-12が欲しくなりました(笑)
※今回のレンズも借り物です。
いつも貸していただいてありがとう御座います。
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