- Nikon F をつかったことのないカメラマンは ショパンを弾いたことのないピアニスト
- Nikon F はどんなカメラ?
- Nikkor-H Auto 50mm F2
- ファーストロールはお馴染みKodak Gold 100
- まとめ
Nikon F をつかったことのないカメラマンは ショパンを弾いたことのないピアニスト
Nikon F をつかったことのないカメラマンは ショパンを弾いたことのないピアニスト。
そんな言葉を目にしたことがあります。
それぐらい、カメラ好きであれば一度は体験したいカメラです。
Nikon F はどんなカメラ?
Nikon F は報道カメラのゲームチェンジャーとなりました。
ライカに追いつき追い越せと開発を進めた日本のカメラメーカー。
数々の名機が生み出されましたが、レンジファインダーの王様 ライカを超えるには至りませんでした。
レンジファインダー機では勝てなかったので、日本勢は一眼レフという別のアプローチで開発競争に打って出ました。
そんな文脈のなか生み出されたのがNikon F です。
今の、Canon Nikon と SONYの関係に似てますね。
Nikon F が登場するまでスピグラが報道カメラの王様でした。
引用:https://www.yomiuri-pm.co.jp/files/camera_history2.pdf
スピグラで大きくがばっと撮って、後でトリミングして使うというのが主流でした。
スピグラが扱えてこそ一人前のカメラマンとされていたのです。
それが、Nikon F の登場で一変しました。
携帯性、速いシャッター速度、明るい望遠レンズ、モータードライブなど。
引用:https://www.yomiuri-pm.co.jp/files/camera_history2.pdf
日本が世界を席巻する工業力を備える一つの象徴的な工業製品だったのです。
触ってみるとどこをとっても高剛性。
ぶつけたり落としたりぐらいではびくともしなさそうな堅牢性です。
そして、このデザインはシンプルで可愛いですよね。
令和時代に眺めても美しいです。
シャッターフィールは、スチャ、ズシッって感じです。
ミラーショックをボディーの剛性で抑え込むような感じです。
Nikon F の詳しい解説はこちらの本がおススメです。
Nikkor-H Auto 50mm F2
Nikon F にベストマッチなレンズですね!デザイン的にも。
後の時代のAi Nikkor しか持っていなく、Nikon F 買ってレンズを探している時に、友人からプレゼントされました。
ありがたや。
Ai Nikkorでも使えるけどデザインが締まりませんね。
ファーストロールはお馴染みKodak Gold 100
今回もこのフィルムです。
作例
甘めの開放描写ですね。
ミラーショックが大きくぶれてるのもあるのかな。
オールドレンズらしい味わいですね。
まとめ
中古相場は1万5千円からというところでしょうか?
フォトミックならボロボロの状態で1万円ぐらいからありますね。
上は程度やレア度で青天井ですね。
ニコ爺という存在は、やはりこの時代のNikonの存在感というか幻影の名残りが大きいんじゃないですかね。
作りの良さはライカに負けてないですもんね。
レンズ込で2万円、3万円ぐらいからこれが体験できちゃうんですから、是非フィルムカメラにはまり始めた若い人には手だして欲しいカメラです。
ライカに負けてない日本のカメラ。
なのに、ライカよりもずっとずっと安いんですからめちゃくちゃお得ですよね。
こういうカメラを骨董品として大事にする文化を育むのって、これからの日本人の生き残り戦略に成り得ると思うんですよね。
スイスの時計がなぜ高くて世界の人の憧れなのかという話し。
そんな話を下の記事でも書きました。
久々フィルムに復帰できたのは こちらのお店のお陰です。