こいつはファンタスティックフォーだ!
Nikonのフラグシップ機は、奇数機が名機だという意見を耳にすることがあります。
確かに、その時代における存在感という意味では間違っていません。
僕も長らくそんな意見を真に受けていて、Nikon F4 という機種には全然興味がわきませんでした。
ボディーがプラスチック製というのも興味を遠ざける原因でした。
使ってみるとこれがなかなか素晴らしく、存在感薄く取り扱われているのが勿体ないと感じました。
(中古の市場価格も割と安い)
その光学ファインダーは素晴らしい!
なぜ、F4に興味を持ったかというと、F4の光学ファインダーは極上という話を聞いたからです。
長らく遠ざかっていたフィルムカメラでの撮影に今年カムバック。
久々に使った CONTAX 139Quartz + Planar 50mm の組み合わせによる光学ファインダーの美しさにすっかり魅せられてしまいました。
ほかにどんなカメラのファインダーが美しいのだろうと調べてみると、一つはSONY α900 、もう一つに Nikon F4が挙げられておりました。
お店で触ってみると、噂通りの美しさ。
おやじ、包んでくれ! へい、まいどあり! そんな調子で即お持ち帰り。
Nikon F4Sどんなカメラ?
一言でいえば、鈍器です(笑)
自分の持っているのは、F4Sでバッテリーグリップ付きなので、単3 6本で駆動します。
故に、135 フィルムカメラの常識を覆す重さです。
思えばこの時代あたりから、135 フィルムカメラは機動性というのにあまり頓着しなくなったのかも知れないです。
操作系は、F3 と F5 のまさに間という感じがします。
巻き上げレバーがなくなって、AF、絞り優先AE、シャッタースピード優先AE備えているけれど、シャッタースピードダイヤルとかはMF時代のカメラの操作系を残しています。
F5になると、現代の一眼レフとほぼ同じ2ダイヤルの操作系です。
外装はプラスチックですが全然安っぽくないです。
ちょっとぶつけたぐらいではびくともしなさそうです。
光学ファインダーはまさに極上です。
ピントの山がつかみやすいだけではなく、ファインダー越しに見る景色そのものが抜群に美しいのです。
Nikon F4 は、ライバル Canon EOS にAF性能は後塵を拝していたことから、AFもできる極上のMF機という嫌味があったと聞きます。
使ってみるとその嫌味の意味も腑に落ちるものがあります。
シャッターフィールはオノマトペで表すとシュキーーー!です。
これがなかなか気持ち良いものがあります。
Nikon F4S 作例
レンズは Ai Nikkor 50mm F1.4 を使用してます。
フィルムは Kodak GOLD 100 です。
このレンズ、フィルムで使ったほうがシャープ感と立体感がありますね。
瑞々しい。
まとめ
食わず嫌いでした。
こんなに良いものだと思いませんでした。
素晴らしいですね!F3、F5と見比べてしまうと確かに発展途上感はあり人気がイマイチなのも理解できますが、これはこれで旗艦として恥ずかしくない造りをしています。
中古の市場価格も他のNikon 旗艦と比べて大分買いやすいです。
プレビュー鳴きとかの不具合抱えている個体であれば1万円切るものに出会えることも珍しくないです。
皆さんも是非探してみてください!
後日談として、このカメラのおかげで、D810のファインダーに不満を感じるようになって、D4への買い替えに繋がってしまいました。
そのあたりのお話はこちら↓
今回もカメラのみなみやさんにお世話になりました!
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