先日、納古山へ登った時に、山頂でOLYMPUSのカメラを使っている人が多い事に気が付きました。僕自身も登山趣味がありますが、OLYMPUSカメラを愛用する登山者が多いのはなぜなのかと疑問に思いました。そこで、その理由を考えてみました。
軽量であること
camera.richardh.workOLYMPUSのカメラは、他のシステムと比べて軽量であることが魅力の一つです。特に、ズームレンズを取り付けた時でも、APS-Cやフルサイズのシステムと比べてずっと小さく、持ち運びやすいのが特徴です。登山などのアウトドアでの使用においては、重さの軽さが重要であり、OLYMPUSのカメラはその点で大変便利な選択肢となります。
クイックリリースホルダーの利用
登山中にカメラを持ち歩く際には、首からぶら下げると長時間の登山で首や肩への負担が大きくなってしまいます。そこで、クイックリリースホルダーを利用することで、マイクロフォーサーズのサイズが丁度よく、カメラを持ち運びやすいという利点があります。OLYMPUSのカメラは、小さなボディに高性能な機能を備えているため、クイックリリースホルダーを使った使い方が非常に人気があります。
堅牢なボディーと高い防塵防滴性能
今日も遊んだ!
— リチャード カメラ好き好き😍 (@sukisukicamera) 2022年2月15日
OLYMPUS E-M1はこんな使い方してもちゃんと動いてくれる。 pic.twitter.com/f4iWKYVOy2
登山のような厳しい環境下での使用においては、カメラの堅牢性と防塵防滴性能は重要な要素です。OLYMPUSのカメラは、堅牢なボディーと高い防塵防滴性能を備えており、雪山や急な雨などの環境でも問題なく動作し、安心して使用することができます。僕自身、岩で転倒して激しくカメラを地面にぶつけたことがありましたが、傷がついただけで問題なく動作しました。
川ポチャした時も、動かなくなりましたが、乾燥剤+ZIPロックで復活しました(笑)
小さいながらも高画質
小さいながらも高画質であることもOLYMPUSの魅力の一つです。
その高画質を支えているのが、OLYMPUSレンズ群です。
特にPROシリーズのレンズ性能が抜群に良く、解像度が高く、センサーに対して余裕のある光学設計により、画面の隅までシャープであり、周辺光落ちが少ないため、風景を美しく撮影することができます。例えば、M.Zuiko Digital 12-40mm F2.8 Proは寄れるレンズなので、季節の草花をアップで写すことができます。
さらに、逆光耐性も抜群で、どんな光条件でもクリアに景色を写し出すことができます。また、星空の撮影もセンサーサイズ的には得意ではありませんが、問題なく撮影することができます。
優れた手ブレ補正機能
登山などのアウトドア活動では、三脚や一脚を持ち歩くのは負担です。しかし、OLYMPUSのカメラには優れた手ブレ補正機能が搭載されており、高性能な5軸手ブレ補正により、手持ち撮影時でもブレを抑え、クリアな写真を撮影することができます。これにより、高品質な写真を撮影することができます。
1secの手持ちも頑張れば可能ですし、12-100mm F4 のようなレンズ側にも光学手振れ補正が入っているレンズを用いれば、数秒の手持ち撮影も可能と聞きます。
弱点のAF
OLYMPUSのカメラの弱点としては、AFの性能がSONYなどのメーカーに対して劣ると感じてますが、登山においては動く被写体を撮ることが滅多にないため、AF性能の不満を感じることは少ないでしょう。
MFへの切り替えも操作しやすく、AFが合わない時は直ぐにMFにして撮ってます。
安価に入手可能
OLYMPUSのカメラやレンズは中古市場でも高性能なものが比較的安価で手に入ることがあり、予算に制限がある場合でも優れた製品を利用することができます。中古市場を活用することで、OLYMPUSのカメラやレンズを手に入れる費用負担が少なくて済みます。
僕が持っているE-M1(初代)もピカピカ中古で2万円でしたし、12-40mm F2.8 Pro のI型であれば中古で5万円程度で手に入るのではないでしょうか。
より、現代的な機能を備えた E-M1 markII もかなり買いやすい価格なのが魅力です。
登山では過酷な使い方をするケースもあるので、壊れても買い戻しやすい価格なのは魅力の一つです。
まとめ
以上が、OLYMPUSに感じる良さですが、恐らくいくつか同じ理由で登山のお供としてOLYMPUSを選んでいるユーザーは多いと想像します。
12-100mm F4 のような10倍ズームであるのに超高画質なレンズは他社を見渡してもないのではないでしょうか。
唯一無二だと思います。
12-40mm F2.8 Proは望遠側が物足りないなと感じる事もありますけど、小型に収まるのが魅力ですね。
OLYMPUSの社名自体が、ギリシャ神話で神々が住むというオリンポス山「Mt. Olympus」から由来しているので、登山家に愛されるようなカメラが造られるのも偶然ではないでしょう。
僕はこれからもOLYMPUSまたは現 OM-Systemのカメラを愛用してゆくと思います。