
長らくNikon Z6のメインレンズがNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sのみだった私ですが、この度ついにNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sを手に入れました!
これまでの約2年間、Nikon Z6を持ち出す機会がめっきり減っていました。というのも、Nikon D4とAF-S Nikkor 24-120mm f/4G VRの組み合わせがあまりに万能すぎて、ついついD4ばかりに手が伸びていたからです。もちろん、50mm単焦点1本でお出かけするのも嫌いではないのですが、旅行などの場面では「便利なズームレンズがあったらなぁ」と思うことがしばしばありました。
迷いに迷ったレンズ選び、決め手は「価格」
新しい標準ズームを選ぶにあたり、最後まで迷ったのがNIKKOR Z 24-70mm f/4 SとNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sのどちらにするかでした。一眼レフでは24-120mm f/4を愛用していたので、その万能さは身をもって知っています。もし予算が許すなら、後悔がないのは24-120mm f/4 Sだろう、とも思っていました。
最終的に決め手となったのは価格です。NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは中古で5万円〜7万円程度で購入できますが、24-120mm f/4 Sは中古でも13万円〜15万円と、かなりの価格差があります。まずは24-70mm f/4 Sを使ってみて、もし不満があれば24-120mm f/4 Sに買い換えればいい、と割り切って24-70mm f/4 Sの購入を決めました。
今回はおなじみのお店、大須のコメ兵さんで 65,000円で購入しました。ピカ中古です!
結論:24-70mm f/4 Sで大満足!
結論から言うと、NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは大満足! 私にとってはまさに正解の選択でした。
素晴らしいビルドクオリティと携帯性




まず特筆すべきは、その素晴らしいビルドクオリティです。鏡筒は金属製で、ヘリコイドの感触もズームのスムーズさも非常に気持ちが良いです。
そして何より嬉しいのが、沈胴ズームであること。撮影時は繰り出して使いますが、沈胴させると驚くほどコンパクトになります。Nikon Z 50mm f/1.8 Sと変わらないくらいのサイズ感で、これならZ6と気軽に持ち出せます。テレ端の70mmまで伸ばすとそれなりにレンズは伸びますが、収納時のコンパクトさはやはり魅力です。
期待以上の描写性能
気になる描写性能ですが、こちらも期待以上でした。
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シャープな写り: 解像感が高く、非常にシャープな描写です。AF-S Nikkor 24-120mm f/4G VRのような目立つ樽型歪曲もありません。
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少ない周辺減光と高い解像度: ワイド端では四隅がわずかにビネットしますが、一眼レフのレンズと比べれば非常に少ないです。画面端までしっかりと解像してくれるので、隅々までクリアな写真が撮れます。
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ゴーストの抑制: 逆光を入れた写真でもゴーストが出にくく、ナノクリスタルコートの効果を実感できます。
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寄れる楽しさ: 結構寄れるので、マクロ的な表現も楽しめます。
オートフォーカスも十分に速く、そこそこ正確です。私のボディが初代Z6なので、最新のボディと組み合わせればさらに快適になるでしょう。
70mmという焦点距離への不安は杞憂に
購入前はテレ端が70mmで足りるか心配していましたが、私にとってはこれで十分でした。おそらく24-120mm f/4 Sに買い替えることはないでしょう。70mmに抑えられている分、軽量であることも大きなメリットだと感じています。
もちろん、NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sのような神がかった描写には及びませんが、それは50mmが別格すぎるという話です。標準ズームとして、この描写力は十分に素晴らしいです。
まとめ:コストパフォーマンスに優れた万能レンズ
NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは、中古市場で手頃な価格で購入できるにもかかわらず、その描写性能は非常に高く、ビルドクオリティも申し分ありません。大口径ズームや24-120mmと比べれば軽量で、Zシリーズのコンパクトなボディとの相性も抜群です。
NIKKOR Z 24-120mm f/4 SやNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sといった派手なレンズが登場したことで、影が薄くなったように感じるかもしれませんが、このレンズで満足できる人は多いはずです。
もしNikon Zシリーズの標準ズームで迷っているのであれば、ぜひNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sを検討してみてください。きっとあなたの頼れる相棒になってくれることでしょう。
この記事が、あなたのレンズ選びの参考になれば幸いです。
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