- 3年間このレンズを使ってみて
- ハンドリングとビルドクオリティー
- 描写性能
- 大口径ズームレンズとしては小型
- 安心の防塵防滴でも、過信は、、、
- 素晴らしいマクロ性能
- AFについては未評価
- 手振れ補正はついてないですが
- まとめ
3年間このレンズを使ってみて
僕はジャンクで手に入れたOLYMPUS M.Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 Proを所有しています。
マウントがぼっきり折れて7000円で購入できました。
修理して完全に直り先にレンズが手に入り、さらにボディーを買ってOLYMPUSユーザーになりました。
このレンズは、CanonやNikonの大三元レンズに相当するOLYMPUSの高級ラインですが、新品でも10万しないですし、中古市場では5万円前後の価格で手に入れることができます。
その価格で極上レンズが買えると思うとお得感あります。
3年間このレンズを使ってみて神レンズと感じました。
ハンドリングとビルドクオリティー
まず、外観についてですが、金属鏡胴にゴムパーツなどが使用されておらず、金属の塊感があって、高級感があります。操作性も滑らかでトルク感が良く、気持ちの良いフィールです。
また、クラッチ式のピントリングになっており、AFしながらピント微調整できるだけでなく、ピントリングを手前にスライドさせることで即座にMFに切り替えできます。OLYMPUS機のAFが弱い場合でも、この機能のお陰でストレスなく撮影できます。
描写性能
このレンズの最大の魅力は、F2.8通しでありながら、開放から周辺光量落ちが少なく、画面全域にわたってシャープな画像を撮影できることです。また、発色も非常に良く、撮影した写真の色がとても鮮やかに表現されます。
大口径ズームレンズとしては小型
マイクロフォーサーズとしては大きい外観ですが、APS-C以上のフォーマットのF2.8通しのレンズと比べると、ずっと小さく軽いです。レンズのサイズは8.4 x 6.99 x 6.99 cmで、重量は382gです。
そのため、登山の様にできるだけ重量を減らしたいシチュエーションに最適です。
安心の防塵防滴でも、過信は、、、
今日も遊んだ!
— リチャード カメラ好き好き😍 (@sukisukicamera) 2022年2月15日
OLYMPUS E-M1はこんな使い方してもちゃんと動いてくれる。 pic.twitter.com/f4iWKYVOy2
防塵防滴でアウトドアでの使用にも安心して使えます。ただし、過信は禁物です。僕のレンズは川にポチャンと落としてしまったことがあり、以来内面が若干曇るようになってしまいました。
HPを確認したところ、IPX1でした。川ポチャはそもそも無茶だったんですね、、、
素晴らしいマクロ性能
このレンズはマクロ撮影にも強く、全域で撮像面から20cmまでよれるマクロ性能を持っています。
寄れるだけでなく、シャープに滲みなくクッキリ、リアルに描写します。
AFについては未評価
AFの速さは普通で、正確さは微妙です。僕のボディーはE-M1(初代)なので、最新のボディではどうなのかは分かりません。
E-M1markIIIやE-M1Xにおいてはとても良いみたいなレビューは目にします。
きっとレンズが足を引っ張るという事はないのではないかと予想します。
手振れ補正はついてないですが
OLYMPUS M.Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 Proには12-100mm F4のような光学手振れ補正がレンズ側についているレンズと異なり、レンズ側には手振れ補正が内蔵されていません。
にもかかわらず、E-M1のボディー内手振れ補正(公証4.5段分)であっても十分手惚れ補正が効きます。
1/2sec 手持ちでも白川郷の美しい夜景を撮影することができました。
12-100mm F4 との組み合わせは手振れ補正が超すごいですが、12-40mm F2.8 でも十分に凄いです。
光学手振れ補正を持たない事により、サイズも重量も抑えられていると言えます。
まとめ
このレンズを使うと、画質がフォーマットサイズだけで決まるわけではないことが実感できます。そして、登山などアウトドアでの使用にも最適です。これ1本で撮りたいものが大体撮影できると感じました。
ズームレンズでありながら、全域で単焦点クオリティーの画質が楽しめます。
絞りは被写界深度調整でしかなく、絞っても全開にしても隅までシャープに被写体を描写します。
総合的に見て、OLYMPUS M.Zuiko Digital 12-40mm F2.8 Proは、防塵防滴でアウトドアでも安心して使え、マクロ性能も素晴らしい優秀なレンズです。
マイクロフォーサーズユーザーならば、このレンズをぜひ手に取って使ってみることをおすすめします。