2021年を振り返る マイクロフォーサーズ 編
Nikon D4 + AF-S 24-120mm F4 G VR をもっとも使った1年でしたが、それに次いで持ち出していたのはこのOLYMPUS E-M1 でありました!
カメラが濡れちゃう可能性がある時なんかは安心して持ち出せましたね。
フォーマットは小さくとも、12-40mm のレンズはキレキレで上質な画を吐きだします。
今回は、E-M1をはじめとしたm4/3s機と、今年はあまり使わなかったけど1インチセンサー機で撮った写真で2021年を振り返りたいと思います。
- OLYMPUS E-M1
- Panasonic G vario 14-140mm F4-5.8 ASPH. MEGA O.I.S
- Panasonic G VARIO 35-100mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
- Panasonic LX100
- Panasonic FZ1000 TX1
- まとめ
OLYMPUS E-M1
OLYMPUSのカメラとしてブレークスルーを果たしたのは E-M1 markII からというイメージがありますが、6段という異次元手振れ補正を体験するには 12-100mm F4 というレンズが必要となってきます。
12-40mmで楽しむ、動きものは撮らない、RAWで撮影するなどの条件であれば、初代E-M1は十分な性能です。
OLYMPUSのフラグシップ機が3万円ぐらいで買えてしまうのは是非お勧めしたいですよね。
外装はフラグシップに恥じない堅牢性ですし、シャッターフィールも極上です。
Panasonic G vario 14-140mm F4-5.8 ASPH. MEGA O.I.S
このレンズはジャンクで手に入れてしまいましたね。
レンズを買ってしまったが為に、これを生かすPanaconicボディが欲しくなり GX8 を買ってしまいました。
E-M1 ではAFがポンコツなんですよね。
確かにこれ一本あれば便利は便利なんですけど、、、Nikon D4 + 24-120mm に押されて、下半期は出番が殆どありませんでしたね。
Panasonic GX1
Panasonic GX8
Panasonic G VARIO 35-100mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
2020年は大活躍したこのレンズも、2021年は殆ど出番なかったですね。
コンパクトで写りも良くて最高なんですけどね。
Panasonic LX100
このカメラ大好きだったんですけどねー、、、不注意で落として死んでしまいました、、、
また、条件のいいものが出たら買いたいなって思ってます。
撮ってて気分がいいんですよね。
吐き出す画も最高です!
Panasonic FZ1000 TX1
2020年上半期は1インチセンサー機に熱狂しましたが、2021年はそういう気分じゃなかったんでしょうね。
FZ1000なんて一時期メインかってぐらい持ち出す機会の多いカメラでしたけど、もっと大きなフォーマットに高倍率ズームの組み合わせを導入してから持ち出す機会少ないですね。十分な画を吐くんですけど。
TX1もLX100を入れてからお留守番が多かったんですけど、LX100亡き後、2022年は旅カメラとして出番が増える気がします。
特にサイクリングには最適ですね。
望遠から広角まで使えて画質も素晴らしいですからね。
DMC-FZ1000
DMC-TX1
まとめ
E-M1 + 12-40mm の組み合わせは本当良いですね。
立体感とか色艶とか。
豊川稲荷撮影した写真なんかめちゃくちゃいいなって見返して思っちゃいました。
GX8は持て余しているので、そのレンジは FZ1000とかTX1にお任せして手放しちゃおうかなという気持ちでいます。
E-M1みたいなかっちりした外装だったら良かったんですけどね、、、
2021年あたりから、手にしたときの上質さみたいなのが気になるようになってきました。
前は撮影結果が全てでそんなの気にしたことなかったんですけどね。
今年は自分の中でフォーサーズどんな立ち位置になるでしょうかね。
2021年を振り返る Nikon Z6 編
2019年はハイレゾのSONY 7RIII に熱狂していた。
でも、Nikon D4 はじめとする低画素機をか使うにつれ、私にはハイレゾは必要ないなという結論に至った。
いつもの中古カメラ屋さんへ行くと、Z6が10万円ぐらいまで下落していた。
触ってみると、光学ファインダーの様に美しいEVF、手に穏やかに伝わるシャッターフィール、握りやすいグリップなどなど、SONYよりも確実に感性に訴えるつくりに心惹かれて買い換えを決意しちゃいました。
Nikon Nikkor Z50mm F1.8S
このレンズは凄いですね。
このレンズの為にZ買ってもいいのかも。
50mm F1.8 てお手軽レンズのイメージがあるけど、このレンズは新品で75,000円ぐらい、中古で60,000円ぐらいでそんなにお安くはない。
けれど、描写力はかなりのもので、画質だけでみたら一眼レフをはるかに凌ぎます。
代わりに大きいですね!
光学性能に妥協なくつくると、手振れ補正をレンズに内蔵しているわけでもないのにこんなに大きく重くなるんですね。
SONYでいうところの CZ 55mm F1.8 Sonnar みたいな存在でしょうか。
実力は絶賛してるんですけど、振り返ってみると使ってないですねー(笑)
やっぱりズームレンズの便利さに毒されてしまった2021年でしたね。
東京光学 TOPCOR 5cm F3.5
Z買ったら真っ先にやりたかった企画。
海のニッコー、陸のトーコーの組み合わせ(笑)
見た目もかっこいいですよねー。
マウントアダプター買ってフルサイズミラーレス楽しみました。
Carl Zeiss Sonnar 5cm F1.5
借り物レンズです。Sonnar の本物を使ったのは初めてですね。
コピーSonnar の Jupiter3は使ったことあるんですけどね。
やっぱり似た傾向がありますね。
このレンズを使用中にNikon Z6 が動かなくなって凄く困りました、、、
結果、問題があったのはアダプターだったんですね。
この問題はいまでも引きずってます。
なんかいい解決策ないものですかね。
まとめ
買ったはいいけど、案外持ち出さなかったのが Nikon Z6 でしたね(笑)
Nikon D4 + AF-S Nikkor 24-120mm F4 G VR の組み合わせの出番が多すぎました。
あとは、マウントアダプターに不具合があったり、Zのレンズが単焦点だったりが理由ですね。
今年はそのあたりの条件が改善されたらもっとZで撮ると思います。
カメラはやはりこうじゃなきゃの価値をちゃんと継承しているミラーレスカメラだと思います。
マウント口径が大きい影響か、SONYより明らかに手振れ補正が効いている感じします。
もう一つZのというか、新しい世代のNikonの良いところは、JPG撮って出しの色が素晴らしく良いところですね。
これはFUJIFILMに負けてないんじゃないでしょうか。
Z6で撮る時はJPG撮って出しにしてます。
それで充分満足な画が出てくるんですね。
家帰って現像するの怠いなって思う事あるのでこれは本当助かります。
これまでNikonは色が汚いって言われ続けていたので、確実に改善してきた成果が出てますね。
技術陣に拍手です!
Z6の今の中古価格はスーパーバーゲンプライスだと思うので、もっと注目されるようになるといいなと思っています。
今年はNikon Z 第2章と言えるような Z9が出ましたね。
この技術をフィードバックした普及機の登場楽しみにしてます。
2021年を振り返る Nikon D4 編
2021年はこのD4を一番使い楽しみました。
このカメラで撮った2021年を振り返ってゆきましょう。
- Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 T*
- AF-S Nikkor 70-300mm F4.5-5.6 G VR
- Tamron 45mm F1.8 SP F013
- AF-S Nikkor 24-120mm F4 G VR
- まとめ
Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 T*
このレンズ、今は稼働率激減ですね。
AF-S Nikkor 24-120mm F4 G VR をいれてから、やっぱズームって便利だわ!てなっちゃってます。
一眼レフで使うとジャスピンさせるのが難しいのも使いにくい理由の1つですね。
AF-S Nikkor 70-300mm F4.5-5.6 G VR
このレンズも 24-120mm 入れてから使わなくなりましたね。
300mmが必要ってシーンも自分の場合滅多にないなと気づいた年でした。
安くて、真ん中はなかなかパリッと写っていいんですけどね。
Tamron 45mm F1.8 SP F013
以前はヘビロテレンズだったのですけどね。
2019年は、このF013とD810で何でも撮っていた記憶です。
寄れるしかなり良いレンズなんですけどね。
最近中古カメラ屋さんでみたら今25,000円ぐらいで買えるらしいですね。
その値段なら超お得、お値段以上だと思いますよ。
Carl Zeiss に負けてないと思います!
物撮りにも重宝するレンズです!
AF-S Nikkor 24-120mm F4 G VR
2021年はこのレンズですね!
最初買った時は、解像が甘いとか、周辺が流れるとか、色収差が多いとか、樽型にめちゃくちゃ歪むとか、そんなことばかり気になってましたけど、使い込むうちに、中央は結構シャープだし、弱点も味だと思って使うようになってからかなりお気に入りのレンズに昇格しました。
なんといってもこの機動力ですね。
D4の好感度性能とVRの性能を合わせればF4で殆どのシーンが切り取れちゃう神レンズだと思ってます。
お陰でZ6を導入したのに、持ち出すのは殆どD4+24-120mmという組み合わせでした。
2022年もこの組み合わせが活躍しそうです。
お金があれば、Z24-120mm F4 入れたいですね。
なかなか高いんですけどね、、、
まとめ
2021年はD4+24-120mmの組み合わせが最も使った印象です。
これ1本で欲しいが殆ど撮れてしまう事を体感してしまいました。
旅行用にと入れた Panasonic GX8 + 14-140mm ですが、これのお株を奪っちゃう使い心地でしたね。
2022年もこの組み合わせがきっと活躍しそうです。
ズームレンズの良さに目覚めちゃいましたね。
D4のjpgは色が黄ばんでいるのでRAWで撮ってLightroomで現像しています。
振り返ると、上半期はネガフィルム風の現像にはまっていたみたいですね。
後半はそんな癖のある現像にも飽きてダイナミックレンジと露出とWB弄る程度の現像をしています。
去年の振り返り記事はこちら。
Nikon Z fc をおさわりしてきた
良すぎるデザイン
カメラとしての性能
バリアングル液晶
まとめ
写真家になりたければプリントしなさい!スペースで新納さんのお話を聴いて写真観が変わった
ある日何気にTwitterのスペースを覗いたら写真家の新納翔さんが、写真家志望の若者にアドバイスをされていた。
その内容は自分にいままでない視点で写真観が大きく変えられた。
詳しい内容はこういうところに書いていいのかわからないのでざっくり書きますが、簡単に言うと職業芸術写真家として身を立てたいなら、プリントを頑張りなさい!て話。
相談者さんは、SNSで写真を発信してフォロワーを集め、ある日しかるべき人に見初められてプロ写真家になってゆくルートを思い描いていそうでした。
新納さんはそのルートはきっぱり否定されて、芸術写真家の場合マーケットがちゃんとあってその実力を評価するのは今の時代であってもプリントでしかないとおっしゃってました。
ディーラーやバイヤーさんのところへ足しげく自慢のプリントを持ち込んで営業し売り物になるか判断してもらう世界。
そういうしかるべきプロに、お!君は凄い写真撮るねって認められないと仕事依頼も来ない。
正直僕は今どきは、PCやタブレット、スマートフォンでの写真鑑賞っていうのもありなのではないだろうかと考えてました。
相談者さんも恐らくそんな感覚があったんじゃないでしょうかね。
でも、スクリーンというのはどうしても実力以上に良く見えてしまう。
画面で見栄えする作品もプリントすると破綻している場合もある。
将来的にはどうなるかわからないけど、今は LIKE 押すのにお金かからない。
これが1イイね100円になったらどうだろう、果たしてその写真はみんないいねしてくれるだろうか?
SNSで人気者になって、街の写真屋さん的な立ち位置には立てるかもしれない。
レイヤーさんに支持されて人気カメコにもなれるかもしれない。
でも、世界のアートマーケットで作品が取引されるような写真家になれるかというとそれはなれないでしょうという話。
大雑把にはそんな内容でした。
めちゃくちゃ面白かったです。
SNSで写真が人気になり有名になることと、世界のアートマーケットで作品を売ることができる写真家になれることではそもそもステージが違う。
運動会とオリンピックぐらい舞台が違う。
運動会で1等賞を取る世界観を批判するわけではない。
ただ、プロの写真家を目指すのであればプリントしないと始まらない。
だからプリントしようと語っておられました。
めちゃくちゃ聞いてて納得した。
この話を聴いて真っ先に思い浮かんだのが高校生の大野晃士朗くん。
多分僕のタイムラインで唯一写真ではなくプリントについて語って発信されている。
デジカメ写真時代になって、彼と同じ年代の人でプリントに拘って写真に関わっている人って見たことないのでこの年代のトップランナーである可能性がある。
今後を楽しみに観てゆきたい。
大野君とも新納さんのスペースの内容をTwitter上でシェアしているのでよかったら読んでみて下さい。
昨日のスペースで新納さんが喋ってた内容良かったなー。
— リチャード カメラ好き好き😍 (@sukisukicamera) 2021年7月10日
あのトークに沿った話で行くと写真家って感じの発信してるの俺のタイムラインでは大野君 @tapiocamera_com ぐらいだな。
アーティスト視点ではプリントで思考錯誤ない殆どの人は土俵にすら上がってない感じなのね。
納得したし刺激になった。
話聞いて、久しぶりに、写真集団 Magnum の写真集を開いた。
そう言えば、先日行った岩合光昭さんの写真展もプリントが本当にお見事でした。
凄い写真家はプリントに凄みが出るってそういう事なんですね。
Nikon Z6 シャッター切れない不具合の原因はマウントアダプターだった!【トラブル解決】
時系列で経緯を書いてますので、問題解決を目的に読んでいる方は目次を使って飛ばし読みしてください。
ある日突然シャッターが切れなくなった!
友達からお借りしたCarl Zeiss Sonnar 50mm F1.5 を楽しんでいた時、突然シャッターが切れなくなりました。
これがその時の映像。
悲報、、、Z6 早くもお亡くなり、、、
— リチャード カメラ好き好き😍 (@sukisukicamera) 2021年6月7日
シャッター切れんくなった。 pic.twitter.com/Yqqs6AGpth
症状としては何枚か撮っていると普通に撮れるのに、突然シャッターが切れなくなると電池抜いてもなにしても復旧しない。
しばらくすると突然シャッターが切れるようになって直ったり。
ごくたまにではなく結構イライラする頻度で発生する。
中古品ではあるが3月に買ったばかり、、、
それまで絶好調に使えていた。
これはなにか壊れたと思い販売店へ相談させて頂いた。
(コメ兵さんの中古品は一定期間動作保証がついているから安心です!)
Nikonで修理
お店でも現象を確認してもらい、了解しました。
故障の可能性が高いので保証で修理させて頂きますとのことでNikonへ送りになりました。
ところが、Nikonさんで調べてもらうとなにも異常なしと言われる。
お店の人も現象を確認しているのでもっと良く調べてくださいとお願いして頂き念入りに調べたけど異常なしとのこと。
コメ兵さんは誠意を見せようと故障になりそうな可能性のあるところを修理してもらいますと言っておりましたが、僕はNikonに送らなかったメディアとレンズマウントアダプターに問題があるのではないだろうかと疑いました。
Nikonではチェックしてもらえないもの
お店を通して交渉で、マウントアダプターとメディアを送って不具合が再現しないか見てもらえませんか?というお願いをしました。
これ当たり前の話ではあるのですが、Nikonでは、純正のレンズ、純正のマウントアダプター、純正のメディア以外のものが付いた状態では動作チェックは行わないとのこと。
メーカーのスタンスとしては当たり前ですが、ユーザー的には困りますねこれ、、、
コメ兵さんも困ってしまってました。
とりあえず、お店と相談して送ったボディーを何も修理せず戻してもらう事にしました。
メディアが怪しいと思った!
アダプターとメディアなら僕は怪しいのはメディアだと思いました。
なぜならアダプターは前の月にこれをつけて散々遊んでおり、全く問題なかったからです。
僕の想像したストーリーは、メディアにエラーが発生、Nikonのメディアエラーのエラーハンドリングにもソフト的な問題があり、エラーメッセージをはかないでシャッターが切れなくなる。
そんなストーリーを想像しました。
メディアを貸して頂きました
常連さんとしてのご厚意で、コメ兵さんのXQDカードを貸して頂きました。
Nikon純正の物です。
これでしばらく試してみて下さいとのこと。
早速試しましたが、早速シャッターが切れなくなりました、、、
もう、犯人が絞られてきました。
犯人はマウントアダプターでした!
最初に買ったマウントアダプターが失敗で買いなおしたアダプター。
七工匠 7artisans LM to NZ 作りが凄く良かったんですけどこれが犯人でした。
こちらのアダプターヘリコイド機構を有してます。
これにより最短撮影距離が長くなりがちなレンジファインダー機のレンズが寄って撮れるようになります。
今回問題を起こしていたのはこの機構です。
この問題の枠がレンズの電子接点と接触することが原因でした。
問題の恒久対策としては、、、
問題のないアダプターを買いなおすか、もしくはこのアダプターの問題の枠部分をルーターでカットするですかね、、、
まとめ
はまりましたねー、、、
今回、七工匠のアダプターは海外から輸入しました。
まさかこんな単純な構造のものが不具合を起こすとは思いませんでした。
こういうトラブルになった時にメーカーさんは基本責任の範囲でしか点検してくれないので、一般に今回のようなケースは輸入代理店に相談するしかないんでしょうね。
ただ、今回は個人輸入なのでどうしようもなかったですけど、、、
そこそこ高価なカメラに取り付けるものですから、色々考えると高価でもしっかりした責任がとれるお店で購入された方が無難かもしれないです。
Pixco のレンズが外れちゃうアダプターも酷かったですけど、今回のも下手したら本格的にカメラが故障する原因にもなり得ると思います。
皆さんは、安さばかり追求せず、確かな実績のあるマウントアダプターを、確かなお店で買ってくださいね!
世界のリファレンス ハイスピードレンズ Carl Zeiss Sonnar 50mm F1.5【作例あり】
元祖ハイスピードレンズ、Carl Zeiss Sonnar です。
当時超高性能ハイスピードレンズ。
暗いところでもシャッタースピードが稼げる。
後に各社がこのレンズデザインを参考にハイスピードレンズの開発に乗り出すのであった。
今回はこのレンズ使ってみる?と友達から行為で借り受けました。
敷居の高いContax RFマウント
このレンズ、レンジファインダー機のContaxの標準レンズです。
ところがこのContax RFマウント構造に他のレンズと異なるクセがあるのです。
レンズにヘリコイド機構を持っていません。
そのため、マウント側にヘリコイド機構を持っている必要があるため他のマウントアダプターよりもどうしても複雑機構になります。
そのため、Contax RF マウントのマウントアダプターというのはどうしても高価になり数万円してきます。
Contax RF マウントのレンズは名玉がそろっているのですが、マウントアダプターが高価な為、アダプター遊びの中では少し敷居が高くなっています。
一度マウントアダプターさえ手に入れてしまえば、Nikon S マウントのレンズも使えますし、Contax コピーの Kievのレンズ群も使用できます。
これらは、同じL39マウントと同じレンズデザインでありながらずっと安く買えるパターンもありそういう意味でお得な側面もあるのです。
作例
まとめ
オールドレンズで、グルグルボケ、パープルフリンジ、周辺像流れなど色々ありますが、中央は開放からパリッと開放からシャープ。
凄いですね!
F1.5というFナンバーはいまでは特別凄くはないですけれど、当時はびっくりするぐらいのスーパースペックだったはずです。
そんな古のロマンを手軽に楽しめるのってなかなか幸せですね。
Contax RF マウントのアダプターを探す時は Contax RF → Leica M というものを探して買う事をお勧めします。
これをすることにより、SONY Nikon Canon とマウントを跨いでも、Leica M マウントがブリッジになることで買いなおししなくても済みます。
みなさんも見つけて手に入れて楽しんでみて下さいね。
CosinaからもSonnarのレンズデザインでコーティングを現代的に施した新品のものが買う事が出来ます。
おさわりしたら一目惚れ!2021年に FUJIFILM X-T1 を買いました【機材レビュー】
これは予定になかった
いつものお店を巡回パトロール中に、思っている値段の半額ぐらいの札が付いている X-T1を見つけてしまった、、、
ぼ、僕には X-Pro1 さんという彼女がいますから、、、汗、汗って思ってスルーしようと思いましたが、ちょっと触るだけいいんじゃないと魔が差した。
おさわりしたら見た目に反したその軽さとマグネシウムボディーのかっちりした質感に一発ノックアウト。
もう一つのフラグシップ X-Pro1 と比べてどうか
富士フィルムミラーレス機 第一世代のもう一つのフラグシップ X-Pro1 を去年購入しました。
レンジファインダーの感覚で撮影できるし、質感が高く所有欲を満たすいいカメラで気に入ってます。
X-T1は後発機なのでX-Pro1から色々改良されてます。
良くなったところ
特に、起動から撮影可能になるまで、待機から撮影可能になるまでの時間がかなり改善されてます。
X-Pro1は常に電源をONにしてシャッターボタンをこまめに半押ししてないといざという時にシャッターが切れないんです。
せっかくレンジファインダー機スタイルなのでこれはイケてない。
即写性にかけるレンジファインダーはダサいですよね。
X-T1になってそこがかなり改善されてます。
一眼レフ程ではないもの、ONして構える頃には撮影可能です。
半面ダメなところは、モニターとEVFの切り替えの遅さです。
スナップするときEVFを覗いて撮ろうとするとブラックアウトしてます。
1、2秒程待ってやっとEVFに像が現れます。
惜しいですね、、、
即写が求められる場面では地味にイライラします。
フィルムシュミレーションのクラッシッククロームの色実にいいですね。
枯れた感じがなんとも言えません。
次の作例は全てクラッシッククロームで撮影してます!
X-T1撮影
レンズは TTArtisan 35mm F1.4 を使ってます。
フジノンは使うと絶品らしいですけどお金もないし、TTArtisan で撮ってたら、ま、これでいいかと思えました。
条件のいい出物がでたらいつかフジノンも手に入れたいですね。
まとめ
FUJIFILM は撮って出しの色が実にいいですね!
X-T1 もご多聞に漏れずいい画を吐いてくれます。
画素数とか 1600万画素と聞くと最新機の2400万画素に比べて見劣りしてしまう印象がありますが実用上は全く問題ないばかりか、HDDに負担をかけないという点でも理想的な解像度だとすら感じます。
第1世代の富士フィルムは使ってみるとストレスも多いです。
本気で使うという立場だとあまりお勧めは出来ません。
素直に第2世代以降の機種を選んだ方が幸せです。
吐き出す画についてはこの世代からかなり完成されているので、どうしても予算ないけど本格カメラ撮影したいという人であればありかもしれないです。
特にこの中華レンズとの組み合わせは本当に楽しいですよ。
フィルムカメラのようなおおらかさです。
思いのほか気に入ってしまったのでもうしばらくX-T1で遊ぼうかと思います。
マウントアダプター海のニッコー、陸のトーコー 東京光学 Topcor 5cm F3.5【作例あり】
海のニッコー、陸のトーコー。
光学技術というのは重要な軍事技術の1つだった。
目標までの距離を正確に測れないと大砲1つ命中させることは難しい。
日本光学、東京光学の2大光学メーカー。
日本光学(現ニコン)は海軍に、東京光学(現トプコン)は陸軍に測距儀や双眼鏡やらを納入していたことから、海のニッコー、陸のトーコーと呼ばれ双璧をなしていた。
今回は、Nikon Z6 に Topcor 5cm F3.5 をつけて、海のニッコー、陸のトーコーコンビで遊んでみました。
本レンズはレオタックスfのキットレンズ
ジャンクで買ったレオタックスについてました。
ボディーは分解修理を試みたんですけどギブアップ、、、
シャッター幕のところまで到達できませんでした。
詳しいレンズデザインは良く知らないですけどElmarみたいな見た目のテッサータイプなんでしょうかね?
この手の5cm F3.5 のレンズってElmarもIndustarとかもそうですけどみんな凄く良く写りますよ。
特にこのTopconは開放からキレッキレの描写。
Topcor 5cm F3.5 作例
ちょっとカビていたのを清掃したが、若干ふわっとしたものまとう。
でもそれが味でめちゃくちゃ良い感じ!
逆光耐性は現代レンズと比べると可哀そうですけど、Industar系よりも踏ん張ります。
条件によっては虹のフレアがでます。
拡大すると結構キリキリにシャープなんですよね。
ビックリ!
こういうのはめちゃくちゃ良い雰囲気で撮れますね。
ピント来ているところスーパーシャープです。
ビネットの具合がなだらかでいいですね!
モノクロでも撮ってみました!
まとめ
素晴らしい!
流石2大巨頭の1つが作るレンズ。
5cm F3.5 というスペックのレンズってどれも佳作揃いなんですけど、これは全てが良い加減なんですよね。
中央のシャープ感はElmarより凄いんじゃない?て思わせる事もあるし、ロシアIndustarよりも逆光に強い。
発色の感じも良い感じ。
以前にSONYで使ってた時も楽しかったですけど、Nikonボディーと組み合わせて、海のニッコー、陸のトーコーコンビで使うと気分があがってより楽しい。
中古では頻出度そんなに高くないんじゃないでしょうか?
僕は一度しか出会ったことないです。
その割には、Elmarよりはお安く購入できるので、見つけたら是非買ってみて試してみて下さい。