僕がCanon FL 58mm F1.2を購入した話を友達にすると、友達がこれ使ってみて撮り比べしなよと貸してくれたのは、なんとSuper Canomatic Lens R 58mm F1.2です。これはCanonの初の一眼レフ、Canomatic RM用のレンズです。
この時代から花形レンズとして58mm F1.2というハイスペックなハイスピードレンズを用意していたCanonさんのすごさを感じます。
画像引用:R58mm F1.2 - キヤノンカメラミュージアム
Canonミュージアムの情報によると、FL 58mmと同じ光学デザインを持っているのかもしれません。最短撮影距離は60cmで、あまり寄ることはできません。鏡筒の素材については詳細がわかりませんが、FLよりも重厚な印象を受けます。
さて、実際に撮影してみましょう。現像前の写真を見ると、少し黄色みがかった印象を受けますが、これは単にアトムレンズで黄変が進んでいるだけかもしれません。しかし、RAW現像を行うと、FLとほとんど変わらない写りになると感じました。
開放から中央部は非常にシャープです。この時代のハイスピードレンズは多くが滲む傾向がありますが、Super Canomatic Lens R 58mm F1.2は立派な性能を持っていると感じました。
オークション市場では1万円前後で取引されていますが、お店で購入する場合は3万円程度かかるでしょう。レアなレンズのように思えますが、見つけたらぜひ手に入れて遊んでみてください。
最後に、楽しい撮り比べの機会をくれた友人に感謝です。