リチャード カメラ好き好き

名古屋のカメラ大好きブロガーがカメラについて綴ってゆきます。

一眼レフにハイレゾ(高画素)は必要か?SONY α7RIII、Nikon D810 比較論

Nikon D810

入信したハイレゾ

α7RIII を購入して以来、熱心なハイレゾ教の信徒となって日々写真を撮っております。

α7III  と 中古価格が2万円ぐらいしか差がなく、どうせかうならぐらいの理由でα7RIII を購入しました。

使ってみると高精細ってこういう事なの?!と驚いております。

α7RIII + Tamron 35mm F2.8 model F053

SONY α7RIII + Tamron 35mm F2.8 model F053

絞り開放描写でここまで写るこの組み合わせにうっとり

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もう1台のハイレゾ機 D810

Nikon D810

リチャード が愛用しているD810。

元祖ハイレゾ機 D800 の後継機。

α7RIII を買ったときにこりゃ時代はミラーレスだなと思って処分を検討していましたけど最近なんだかまた気に入って使ってます。

でも使うにつれ気になる点も。

D810実は解像してないんじゃないか疑惑

D810に 70-300mm の望遠をつける組み合わせが最近のお気に入り。

このレンズ昔から使ってて、割とシャープに撮れる認識だったんですが、ハイレゾ機で使ってみると解像力の不足を感じるようになりました。

Nikon D810 + AF-S 70-300mm

拡大すると、、、

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なんとなく物足りなくないですか?

多分若干手振れしているのもあるのかも知れないですけど、もうちょい条件良い時もやっぱりα7RIIIの描写に比べると見劣りしちゃうと感じます。

 

レンズのせいもある?

同じくTamronの超高性能て訳では無いですけど割とよく写ってくれるレンズ。

Nikon D810 + Tamron SP 35mm F1.8 VC USD

中央拡大

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周辺拡大

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中央は悪くはないですけど、α7RIII の精細さには負けてますね。

周辺部になると殆ど解像してなくて、α7RIIIに完敗です。

データーみるとD810は絞り F6.3、α7RIII は絞り開放の F2.8 です。

α7RIII を手にし、本当のハイレゾってこういう事というのを知ってしまった今、D810は本当にハイレゾなのか?という疑問が生まれてしまいました。

 

プロカメラマンはハイレゾ機なんて使ってない

そんな時、こちらのYouTube動画のエピソードが心に響いちゃいました。

www.youtube.com

なんか、ぼんやり思っていたことがつながってきたかも。

冒頭の方の会話ですね。

Canon 使っていた先輩カメラマンがSONY買ったって。

そして、それが、a7IIIでもa7RIIIでもなくて、a7S、a7SII だって。

しかも今仕事の殆どをa7Sでこなしてる。

a7Sに35mmのSummicronつけて撮ってて、50mmの画角が欲しい時はAPS-Cモードで使っている。

1200万画素でも、クロップの600万画素でも雑誌の仕事全然OKだよと。

a7IIIも持っているらしいけどそっちは全然使ってなくてSを使っている。

色がめちゃくちゃいいらしい。

この話を聞いた周囲のカメラマンがへー!て感心してみんなa7S買いにいったんですって。

 

写真撮ってお金貰っているプロが言っている話だから、ある意味真実ですよねそれは。

 

こちらの方も

a7RIII -> ハイアマチュア向け

a7III -> プロ、一般ユーザー向け

と仰ってます。

 

from-exp.com

まとめ

  •  ハイレゾマンセーの意見は変えない!ハイレゾはやっぱいい。
  • 使うレンズによってはハイレゾは無効化する。
  • ハイレゾはセンサーだけで成立しない。
  • 一眼レフはもしかしたらミラーショックのぶれも案外影響しているかもしれない。
  • 一眼レフ用のレンズはもしかしたらハイレゾを生かせるレンズは少ないのかも。
  • D800血統はもしかしたらその性能が生かされていない。

全部実感交えた仮説ですけどね。

原理的な話、特にNikonはその傾向あるんじゃないかと想像。

マウント径、フランジバックがどうしても光学デザインの足かせになっている可能性がありますね。

これはKマウントも同じなのかも。

Canonは良くわからないです。

Lレンズで撮ったらNikonよりもいい結果かなのかもしれません。

 

D800が先駆者となって、このハイレゾというジャンルを作りました。

メーカーもユーザーに性能アップをアピールしなきゃいけません。

ピクセル数は一つのわかりやすい数値でライバルメーカーも続々その後ハイレゾ機を投入してゆきました。

中央がパリパリで高精細でも周辺が結構流れちゃうのであれば、ハイレゾである事って実はあまり生きていないんじゃないかと今回思いました。

凄い暴論言えば

 

一眼レフにハイレゾは無用

 

ミラーレス時代になってやっとハイレゾ機の性能が初めて生かされているのかもしれません。

 

そして、現代のレンズにはない魅力のオールドレンズ。

勿論、現行のハイスぺレンズみたいな解像力はないです。

マウントアダプター遊びはフルサイズミラーレスのひとつの楽しみ方ですよね。

アダプター遊びが中心な場合もハイレゾ機は不要ですね。

ハイレゾ機がメーカーの上位機の扱いで、EVFがより高精細なものが搭載されている場合が多いので一概には言えませんけど。

 

言えるのは、画質においては写真機はミラーレス時代に入り、過去の足かせを外し一段と高いステップを登ったのは間違いないです。

ただ、反動なのか最近そういうのも分かるけどそればっかりも面白くないんじゃないって声をよく 聞くようになった気がします。

ジェットダイスケさんのこちらの記事も。

 

www.gizmodo.jp

 

そんなんで、また機材更新を夢想しちゃったりしてます。

後編へつづく、、、

 

こちら後編の記事です。

camera.richardh.work

 

Nikon デジタル一眼レフカメラ D810

Nikon デジタル一眼レフカメラ D810

  • 発売日: 2014/07/17
  • メディア: エレクトロニクス