D4と70-300mm の組み合わせがお気に入りで楽しんでましたけど、広角、標準側は別のカメラを持ち出すという事が多く、D4一台で撮影に繰り出したい想いがあり本レンズに興味が湧きました。
金冠レンズなのにお求めやすい価格
このレンズ、出た時10万円オーバーだったと思いますけどD750キットレンズで販売されてて玉数豊富なのか、中古市場で結構お安く買えちゃいます。
45,000円 ~ 65,000円 ぐらいが相場じゃないでしょうか。
数年前まで7万円弱ぐらいだったんですけどね。
24-120mm という機動性は魅力ですよね!
外観、フィーリング
エントリーラインの安っぽい感じではなく高級よりではあるんですけど、何個か個体を触った感想ではガタがきているものも少なくなかったです。
すぐにズームの筒が伸びちゃうやつとか、鏡筒周りがガタガタだったり。
高級感で言えば24-70mmの方があるかなと思いました。
そして、F4という控えめスペックですけど重いです、大きいです。
金冠なので画質を優先したんでしょうね、、、← 画質に関しては後述。
見た目は D4 みたいなマッチョなカメラにはぴったりです!
このカメラ使うときは軽量に済まそうなんて考えていないので大きさ、重さは問題にしません。
作例
周辺解像はかなり甘く感じる。
ビネットは結構ある。
JPGで撮る場合は自動で補正してくれるかもしれない。
周辺はぼかすみたいな写真で使えば相性いいかもしれない。
遠景の解像度はすごく甘い。拡大するとピントが合っていないみたい。
豪華にナノクリ(ナノクリスタルコート)をおごっているが、フィルター安物選んじゃうとフレア入る。
結構寄れるところは良い。
F4ですから、とろけるようなボケではないです。
紫、青、緑~♪ 色倍率収差は多いなんてもんじゃなくめちゃくちゃあります。
補正しないと盛大に発生します。
まとめ
光学性能だけ見ると、マジ、これが金冠?と思ってしまいます。
広角側では樽型収差は大きいし、ビネットも盛大。
解像度は中央はまあ普通だけど周辺は結構流れます。
風景はF8ぐらいまで絞りたいですね。
一番厄介なのは色倍率収差です。
これはオールドレンズ並みに盛大に発生します。
こうして光学性能だけみると残念ながらあまり見せ場は御座いません。
1600万画素のD4でもこれなのに、D850みたいな高解像度機で使用したらそのボディー性能をほぼ無効化されるようで非常にストレスたまると思います。
ただ、24-120mm という高倍率は便利ですね!
この機動性はやっぱりいいです。
不満は色々ありますが、D4みたいな低画素機でなら雰囲気で楽しめます。
そんな訳で今年はこのレンズ結構使ってゆくと思います。
これでお値段10万円なら怒れてきますが、今の価格なら買いやすいので、高画質を追求しなければありですね。
他所のブログを覗くとやはりあまりいい事書いてません。
Twitterで仲良くさせて頂いているフォロワーさんに教えて頂いたところ、高倍率ズームでオススメできるのはSIGMAの 24-105mm F4 だそうです。
便利さとより良い撮影結果を求めたければそちらの方が良いかもです。
SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM | Art A013 | Canon EFマウント | Full-Size/Large-Format
- 発売日: 2013/11/15
- メディア: エレクトロニクス