久しぶりにずっと使っていなかったNikon P340を使おうと思ったら、まさかのバッテリー完全放電…。「あれ?充電されない!?」と焦りました。このトラブルに困りました。本体USBにケーブルを挿しても電源ランプが一瞬緑になるだけで、充電が始まりません。今回はその解決方法について綴ってゆきます。
原因はファームウェアのバグ!?
Webで調べてみると、どうやらNikon P340にはファームウェアのバージョンによっては、バッテリーが完全に放電していると充電を受け付けないという不具合があるようです。最新のファームウェアに更新すればこの問題は解消されるのですが、困ったことに電源が入らないことにはファームウェアのアップデートもできません。まさに「鶏が先か、卵が先か」状態ですね。
バッテリー復活!安定化電源を使ったテクニック
そこで僕が試したのが、「バッテリーを本体から取り出し、プラスとマイナス端子に直接電圧を印加する」という方法です。
筆者の場合、安定化電源を使用してこの作業を行いました。
- バッテリーを取り出す: まず、P340本体からバッテリーを取り出します。
- 電圧の印加: 安定化電源で充電電流を監視しながら、200mA程度の充電電流になるように電圧を調整し、バッテリーに電圧を印加していきます。
- 目標電圧まで充電: バッテリーの充電電圧が3.7V、充電電流200mA程度になるまで電圧を加え続けました。
- 本体に戻して充電開始!: この状態になったら、バッテリーを本体に戻し、USBケーブルで給電します。
すると、無事に充電が開始されました! 充電ができず使えずにいたP340が復活しました!やったー。
安定化電源がなくても大丈夫!単三電池で代用する裏技
「安定化電源なんて持ってない!」という方もご安心ください。実は、もっと手軽な方法でこのバッテリー復活術を試すことができます。必要なのは、単三電池2本と3本の電池ホルダーです。
名古屋だと大須のボントンさんあたりで売っているホルダーを買います。
- 単三電池2本(3V)で印加: まずは、単三電池2本(合計3V)を入れた電池ホルダーを用意し、そのリード線をバッテリーのプラス(赤リード)とマイナス(黒リード)端子に直接接続します。この状態で3分ほど電圧を印加します。
- 単三電池3本(4.5V)で再印加: 次に、単三電池3本(合計4.5V)を入れた電池ホルダーに切り替え、同じようにバッテリーの端子にもう3分ほど電圧を印加します。
これで、P340が再び充電を受け付けてくれるようになるはずです。
まとめ
Nikon P340のバッテリー完全放電で困った際は、これらの方法をぜひ試してみてください。ファームウェアのアップデートができないというジレンマを乗り越え、再び愛機P340で写真を楽しめるようになることを願っています!
リチウムイオンはエネルギーが高く危険性もあるので、あくまで自己責任で!
この記事は参考程度に。