Elmar 5cm F3.5
言わずとしれたバルナックライカの標準レンズですね。
バルナックライカ 3c
1930年代から脈々とロングセラー。
ロングセラー故、色んなバージョンが存在する。
その後、よりハイスピードな標準レンズに人気は押しやられるが、花形レンズを集めつくしたマニアは、レアな年代のレアなElmarを探し出す。
同じ光学系だけど、時代時代でガラス硝材が異なり、神がかった写りをするElmarがあるんだとか。
それゆえ、ライカ道はElmarにはじまりElmarに終わると言われている。
バルナックライカにElmarを付けている時に、マニアおじいさんみたいなのに捕まると、やれボディーの年代とレンズの年代があっていないだのうるさい事言われることもあると聞いたことある。
本レンズはシリアルナンバーから追いかけると、1954年製。
↓このサイトでElmarの年代調べれますよ。
Elmarは他の類似タイプと色も描写もちょっと違う
この個体においてになるけど、結構現代的な写りをする。
色の出方とかビネットの加減とかも、ロシアンレンズのIndustarとか、東京光学のTopcorともちょっと違う感じ。
ビネットが緩やかで、色もクール系な印象。
ピント部分はオールドレンズにしてはパリッとシャープ。
軽いし、コンパクトなんで最近本当お気に入りレンズなんです。
F3.5ていうのはフィルムカメラでは辛い場面もあるだろうけど、デジタルなら感度上げれるので実用上問題ない。
Elmar 5cm F3.5 作例
本レビューはElmarのイチ個体のレビューに過ぎず、個体ごとに個性があると言われている。
実は、祖父の遺品でニッケルのElmarもあるので、今度そちらも撮ってみるかな。
フィルムのバルナックで使ったときは、ふわぁっとしたデイドリーム調な写りでした。
なにかと奥深いレンズですね。
ピント面がパリッとシャープで、立体感を感じる描写ですね。
Elmarも通常だと寄れないレンズなので、ヘリコイド付きアダプターを使うと実用的ですよ!
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