海のニッコー、陸のトーコー。
光学技術というのは重要な軍事技術の1つだった。
目標までの距離を正確に測れないと大砲1つ命中させることは難しい。
日本光学、東京光学の2大光学メーカー。
日本光学(現ニコン)は海軍に、東京光学(現トプコン)は陸軍に測距儀や双眼鏡やらを納入していたことから、海のニッコー、陸のトーコーと呼ばれ双璧をなしていた。
今回は、Nikon Z6 に Topcor 5cm F3.5 をつけて、海のニッコー、陸のトーコーコンビで遊んでみました。
本レンズはレオタックスfのキットレンズ
ジャンクで買ったレオタックスについてました。
ボディーは分解修理を試みたんですけどギブアップ、、、
シャッター幕のところまで到達できませんでした。
詳しいレンズデザインは良く知らないですけどElmarみたいな見た目のテッサータイプなんでしょうかね?
この手の5cm F3.5 のレンズってElmarもIndustarとかもそうですけどみんな凄く良く写りますよ。
特にこのTopconは開放からキレッキレの描写。
Topcor 5cm F3.5 作例
ちょっとカビていたのを清掃したが、若干ふわっとしたものまとう。
でもそれが味でめちゃくちゃ良い感じ!
逆光耐性は現代レンズと比べると可哀そうですけど、Industar系よりも踏ん張ります。
条件によっては虹のフレアがでます。
拡大すると結構キリキリにシャープなんですよね。
ビックリ!
こういうのはめちゃくちゃ良い雰囲気で撮れますね。
ピント来ているところスーパーシャープです。
ビネットの具合がなだらかでいいですね!
モノクロでも撮ってみました!
まとめ
素晴らしい!
流石2大巨頭の1つが作るレンズ。
5cm F3.5 というスペックのレンズってどれも佳作揃いなんですけど、これは全てが良い加減なんですよね。
中央のシャープ感はElmarより凄いんじゃない?て思わせる事もあるし、ロシアIndustarよりも逆光に強い。
発色の感じも良い感じ。
以前にSONYで使ってた時も楽しかったですけど、Nikonボディーと組み合わせて、海のニッコー、陸のトーコーコンビで使うと気分があがってより楽しい。
中古では頻出度そんなに高くないんじゃないでしょうか?
僕は一度しか出会ったことないです。
その割には、Elmarよりはお安く購入できるので、見つけたら是非買ってみて試してみて下さい。