早速作例からご覧ください
レンズの味を生かすべく、殆ど F2 ~ F2.8 ぐらいの絞りで撮ってます。
これはF5.6で撮っている。
そこまで絞ると安定して普通の写り。
すっごい強烈なグルグル。
グルグル
逆光で撮ると虹が出ます。
F5.6 六角形の絞りですね。
これなんかは拡大すると真ん中は結構パリッとシャープな事が解る!
SummitarはSummicron のお父さん
作りは流石ですね。高級感あります。ヘリコイドも滑らか。
M39 Lマウントです。
バルナックライカ用のハイスピードレンズです。
Summicronが登場する前の過渡期のハイスピードレンズですね。
確かにそれまでの 5cm Elmar はF3.5ですから、明るさが欲しいという要望にライカは応えようとしていたんですね。
ライバルのCarl Zeiss Sonnar は F2 とか F1.5 とかありましたからね。
中古市場では、プアーズSummicron 的位置づけにあると聞きました。
ボディーに大枚はたいてしまい、レンズまで予算が回らないというときに、このSummitar が選ばれるようです。
僕も、Leica M3 にこのレンズで使ってました。
光学デザインはSummicron に近いそうです。
ただ、撮ってみると、やっぱりSummicron よりクセ強いなぁ~という印象。
Summicronも開放だと周辺は流れるんですけど、Summitar の方が解像している面積が狭い感じしますね。
Summicron の記事もあるのでよかったらご覧ください。
まとめ
- ボケはガチャガチャ、グルグル。でもそれがアジ。
- 絞ると普通にシャープ。
- 逆光は虹のフレアが楽しめる。
- 貧乏ズミクロン。
- ピント面はシャープ!ただ、パリッとしているところの面積がズミクロンより狭い。
- 安くても造りの良さは流石ライカ!
このレンズ買ってかなり経ちますけど、デジタルで使ったのは初めてでした。
それまでバルナックとかM3で使ってました。
シャッタースピードが 1/1000sec が最速の関係で、絞り F4 、F5.6 とかで撮っていたのでここまでのクセの強さは感じてませんでした。
マウントアダプター遊びをするとフィルム機では気づかなかった個性を見つけたりできて楽しいですね。
CONTAX Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 T* も世間の評判と違って、僕は開放がフワフワ過ぎる使いにくいレンズって認識してましたけど、ミラーレスでガチピンでピント合わせできるようになって、そのパリパリシャープな開放描写におしっこちびった事あります。
他にも実は遊んでいないレンズが色々あるので折見て楽しみたいと思います。
本当、新しいカメラ買ってる場合じゃないんですよね、、、