Xi シリーズのフラッグシップ
一眼レフのAF化という道を切り開いたMINOLTAが、露出、フォーカス、画角の自動化を実装した。
思想としては、ユーザーは構えてボタンを押すだけで写真撮れるって設計思想。
プログラムカードみたいなのを差し込むことで、シーンごとの最適な設定をカメラが自動で考えてくれるなんて機能もついてました。
ところが当時のユーザーにはそっぽ向かれてMINOLTAの凋落のきっかけになったシリーズです。
本機はこのシリーズの旗艦。
オールプラスチックのボディーですけど、高級感があります。
ファインダーも明るく美しい。
P A S M と現代ではお馴染みのモードを備えてます。
このカメラ知人からの頂きものです。
レンズが無くて長らく放置してましたが、フィルムカメラ熱に浮かされて、勢いレンズもゲットして初めてフィルムを通しました。
カショーっという気持ちのいいシャッターフィールです。
ミラーショックを剛性で抑え込むような感じ。
Date機能がついているのですが、2010年までしか設定できませんw
2020年で使われることなど想定外だったのでしょうね。
レンズは MINOLTA AF 50mm F1.4
メルカリで凄く買いやすい値付けの個体を見つけました。
商品説明は写真がすべてでご判断下さい!みたいな内容。
届いてみれば、どんな素人の節穴の目でも見逃さないであろうデカイカビw
人生、正解の選択を目指すのは当然ですが、選択を努力で正解に持ってゆくのもまた人生。
分解清掃で勝負に勝ちました!
作例
それでは作例いってみましょう!
殆どのカットは、F1.4 ~ F2.8 です。
まとめ
- プラスチックと侮るなかれ!手にすればわかる高級感。
- 現代ではおなじみとなってる機能が大体ついている。
- 美しい光学ファインダー。
- 中古で買っても5千円しない相場価格。
- AF 50mm F1.4 は Carl Zeiss Planar に負けないハイコントラストで美しい描写。
今回現像にだした5本のフィルムで、一番おおー!ってなったカメラです。
MINOLTA AF 50mm F1.4 の写りがびっくりするほどコントラスト高く、ボケも美しく、シャープで艶もあるいい雰囲気の描写でした。
全く期待が無かったので驚きました。
そして、このレンズをデジタルで使ってみたく、α900 なんてどうなんだろう?!という悪い病気を発症しております。
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